ノリさんのスポーツぼやき

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久しぶりに感動の涙を流した日 大阪国際女子マラソン

大阪は好記録がでるからもしかしたら三番目のオリンピック候補が現れるかもと。

気軽に見始めたんですが、スタートからいきなりペースメーカーについていく選手がわずか4人と少くってがっかり。そんなにチャレンジしないなんて驚きました。だから女子マラソンが低迷してるかなぁと。

たくさんのペースメーカーに引っ張られ、というより守られて設定記録よりは早めに進んでいく。最終予想タイムは19分台、いつものことながらこれから最終的にはどんどん遅くなるはず。

やたら転倒シーンや給水ミスを繰り返し流すTV局の姿勢にちょっと憤慨しながら勝負は30kmすぎかなと思ってました。9km付近の前田さんのインタビューの「アレ」もなにいってんだと思ってました。ご両親 若い、、、、とも。

レースが動かず、多すぎるそして豪華すぎる解説者陣が和気あいあいのコメントを楽しんでいた頃、中間点を過ぎると同時に前田さんがなんとペースメーカーの前に飛び出した。びっくりしました、なにやってんのって。

中間点の記録は日本人最高ペース、大きな時計があったのでそれを見たからペースアップしたのかと思ったのですがレース後にもう一度見直したら中間点をまたぐ前からペースをあげていたので決めていたのかもしれません。しかも記録のために。

この時 横にいたバイクのレポーターうっとおしかったですね。選手の間を右へ左へ動いて邪魔してましたね。こんな取材やめてほしいものです。

監督のコメントで本人の判断によるペースアップだと。でも正直そのうち捕まると思ってました。すいません。

27kmから少しずつ開いていく。だが追いつかれるような予想を解説者が。

でも20〜25kmの5kmはそれまで以上の速さだった。みんなの心配は一緒で大丈夫だろうかということ。28kmエデサさんが追いかけてきた。結果からみればこれが前田さんにはよかったように思います。

雨が降り始めた30kmsすぎ どんどんエデサさんが近づいてくる。ベストタイムを調べたら世界ランク20位 2:18:51@2022ベルリン、ほぼベストで走ってる。そして給水失敗、抜かれそうだったのでこのあと大幅ペースダウンしないといいなと後ろ向きのことを考えてしまう。ただ目の前に19分が走ってる、ついていけば私も19分台と思ったのだろうか?

再びお父さん登場!!  早い、、、、、

でもなんていいタイミングでエールを送られたんだろう!

33kmすぎから「もしかしたら、、」モードに解説者が切り替わってきた。

そのあと、佐藤選手の走りを自分だけ盛り上がってハイテンションに中継するのを聴いてまたゲンナリ。自分で考えていた話を一気に喋りきった感がありあり。自己満足の権化みたいです。

残り5km 私も何回か走ったがほんとうにここからが苦しいし、ここからの粘りで大きくタイムが変わる、そんなゾーンにいよいよ突入した。ここまですごいチャレンジをしたのだから、ぜひなんとか粘って粘って設定記録を破って候補になってほしいと思ってた。まだこのときも。

MGCでのうまくいかなかった時のビデオ。「この悔しさを次につなげてほしい」我々は簡単に口にするけれど悔しさをうけいれるのがどれだけ大変なことなのか。

懐かしい山口衛里さんがエールを送ったあたりから少しずつ元気になってきた。もしかしたら抜くのでは最高記録がでるのでは? 期待が高まっていく。もうオリンピック選考の話がでなくなった。

頑張れ、頑張れ あと少し。顔がつらそうになってきた。心配。5kmが遅くなったがアップダウンがあったのでしょうがない、よく走ってるほう。

あっという間に40kmになった。まだペースが落ちない、すごい。

歴史が変わる、ここにきても十分狙える位置にいる。だんだんエデサさんがペースメーカーに見えてきた。

そして、、

あと1kmの表示を見て陸上競技場に突入。失礼ながら早く早く、頑張れ頑張れと声がでる。あと少しとも。せっかくここまでがんばったのだからなんとか記録をださせてあげたい。上から目線ですいません。見ていたひとはみんなそう思ったことだろう。

ものすごい追い上げでゴール、日本最高記録 19分切り達成。

よくわからないけど涙がでてきた、、、。

前田さんはなにが夢の中にいるような呆然とした表情、インタビューもそうだった。

時折見せる笑顔がいい。

お疲れさまでした。感動をありがとうございました。